粗さ知覚における皮膚振動の寄与
ヒトがモノに触れる際に発生する皮膚の振動を解析し,触覚に関する原理の解明を目指しています。実験では,ウェアラブル皮膚振動センサを用いて,ヒトが感じる触感と皮膚振動との対応関係を考察しています。試料をなぞる際の速度に着目して実験した結果,速度によって振動の周波数特性に差が見られ,速度が粗さ感などの触感に影響を与える可能性が示されました。
Contributors
・Makiko Natsume 夏目真規子
・Kohei Kimura 木村幸平
・Yoshihiro Tanaka 田中由浩
・Akihito Sano 佐野明人
Publications
◎夏目真規子, 田中由浩, 佐野明人, 主観粗さ評価における表面形状と指姿勢の影響, 第18回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会(SI2018), 仙台, 日本, 12, 2017
◎Kohei Kimura, Makiko Natsume, Yoshihiro Tanaka, Influence of scanning velocity on skin vibration for coarse texture: Lecture Notes in Computer Science, vol. 10894, Haptics: Science, Technology, and Applications, Proceedings of the EuroHaptics 2018 Conference, pp 246 – 257, 2018, doi:10.1007/978-3-319-93445-7_22